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コロナ禍に負けない!イベンターのスキルを活かして。ナツの場合

こんにちは。イベント業界を中心にパラレルワーカーとして働いているナツです。4月16日、政府は新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく「緊急事態宣言」の対象地域を日本全国に拡大すると発表しました。

例年、GWはイベント業界全体が繁忙期!私自身にとってもハロウィンやお正月と並ぶ、大切な稼ぎ時の時期です。

とはいえ今年に関しては、イベントを開催することで、感染を拡大させるわけにはいきませんので、お仕事が全てなくなったことについては「仕方がないな…こんな年も一度はあるのかな」と自分自身を納得させていますが、正直不安もいっぱいです。

不安を糧に、少しでも時間を有意義に使えれば! と苦手な掃除や料理、Netflixで懐かしアニメや映画を見たり、資格の勉強に充てたりして過ごしているのですが、改めて実感するのは

生きているだけでお金がかかる! ということ。

こちらの収入減が断たれていること関係なしに、家賃・水道光熱費・通信費以外にも沢山の支払いが発生します。ずっと家にいる影響か、ティッシュペーパーやごま油などの調味料、洗濯用の粉末洗剤もいつもより早く減っている気がしています…。

我ながらみみっちい…。特別定額給付金で配布される1人10万円も一瞬で消えそうです。

今日はイベンターの1人である私が、どのようにして生活を持続させているのかをお伝えしたいと思います。

1.コロナ禍の真っ只中の収入

他業種という選択肢

イベント業界が落ち込んだ今、他業種への転職や副業を検討している方もいるかもしれません。個人的には、それも1つの選択肢として非常に素敵なことだと思っています。

なぜならイベント業界は、経験を糧に出戻りしやすく、イベントの経験も他業種で生かしやすいからです。

例えば私は3月から、介護職員初任者研修の資格を生かして週に1~3回、住宅型有料老人ホームで訪問介護の仕事をしています。副業にしていた添乗員の仕事もゼロの今、生活費を確保する大事な手段です。

まったく違う業種・職種に足を踏み入れるにあたり、不安がたくさんあったので、自分自身の経験と照らし合わせ下記のように強みと展望を考えてみました。

<強み>

●量販店や商業施設のイベントでは、誘員のお声がけに反応してくださるのがお年寄りのケースは非常に多い。そのため、自分にとってお年寄りと会話することについて抵抗がない。

●イベントでは半日以上現場に立つこともたくさん経験してきた。過去には真夏の炎天下や休憩なしのベタ付き現場もあったので、入浴介助時の熱気や階段の昇降が多いことは問題ない。むしろダイエットだと考えられる(笑)

●中高は運動部に所属していたので早着替えは得意。昼食を早く食べるのも平気。

●イベントも介護も直接他者とコミュニケーションを取る職種の為、共通点もたくさんある。決められたイベント(サービス)の時間内で求められる業務(生活援助や身体介護)をこなすことで、クライアント(利用者)に満足していただくというもの。

<展望>

●高齢者が人口を占めることが多くなるにつれて、イベント業界も介護と連動したものが増えてくると予想される。その中で私が福祉用具の使い方や認知症の知識を得ていると、イベント現場で重宝される可能性が高まる(かもしれない)。

実際に働き始めて、コミュニケーションの取り方や準備での考え方等においてイベントの「現場」経験が役に立っているなと実感しています。

今は他業種を経験しながら、イベントの仕事で活かせる部分をたくさん見つけていくことを意識しつつ仕事に取り組んでいます。

イベントの「現場」に戻り、経験を活かす日が待ち遠しいです。

ノウハウを形にする

本稿を掲載している、イベント業界で働くあらゆるイベンターにフォーカスした情報サイトの「EVENTORS 365 」では、業界で経験したあれこれや後進に伝えたいノウハウを記事にして発信することができ、時間があるこのタイミングだからこそ、今までの現場の振り返りをしながら原稿の執筆料として収入を得ています。

イベント業界で働くヒトと仕事のマッチングサイトの「EVENTORS Japan|イベンターズジャパン」で本サイトの記事を執筆するライターを募集しています。リモートでの打ち合わせも可能なので、記事執筆に興味を持った方はサイトをチェックしてみてください。

「EVENTORS Japan|イベンターズジャパン」⇒https://eventors-japan.com/

2. これからのイベント業界

今回リアルイベントが中止になったことで、イベント業界は大きく変化を迫られることとなりました。

通常この時期お出かけ情報をアップしているWEBページでも、オンラインイベントの案内を数多く掲載しています。ワークショップイベントを見ても、申込→自宅にキットを郵送→オンラインアプリzoomを活用して作成、のような流れは珍しくありません。

コロナ禍の収束後も今回のオンラインイベントで蓄積されたノウハウは活用されると予想されます。

いつもなら多くのスタッフを雇う抽選会イベントも、レシート番号を入力したり写真を送信して自動で抽選を行うことで、人員を削減したイベント形式に変わるかもしれません。

変わりつつあるイベント業界の中で求められるのは、時代の流れについていこうとする・好奇心旺盛・知識に貪欲な人材です。

個人的には、オンライン環境が整っていなかったり、不慣れな層をイベントターゲットにする場面も増えると思うのでスマホやPCの使い方をサポートできることも今後求められると考えています。

今回やむを得ずに転職・離職されるかたも多いかもしれませんが、イベントの需要が復活すればまたお仕事の機会が訪れる可能性は非常に高いと思います。転職・離職される皆さんがいつでも戻ってこられる環境作りを行っておくことも、イベント業界のミッションです。

イベンター全員で、この苦難を乗り切り、また集まってお仕事をできることを強く望んでいます。

(この記事は2020年4月25日に書きました。)

<プロフィール>|ペンネーム:ナツ|年齢:29歳女性 |業種:イベントD・AD(運営)ST(進行)・キャスティング・手配業務委託・事務局・企画書・マニュアル制作 |業界歴:5年 |活動エリア:近畿を中心に全国どこでも|家族:旦那と2人暮らし|所属組織:個人事業主 |スキル:現場の状況や空気を察知して、イベントに応じた臨機応変な対応を行うこと。ブースへの誘員やサンプリングが得意。|チャレンジしたいこと:介護や農業と絡めたイベント実施。イベント業界を好きな人を増やしたい|前職:イベント制作会社でアルバイト~正社員。その前は百貨店の販売業務など。|悩み:仕事以外だと朝起きられない。すぐにぎっくり腰になること。

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