“可愛いだけじゃ仕事がない!今求められる時代あったスキルとは?” MERUが教える!イベント業界 サンロクゴ(365)VOL.11
こんにちは!現役イベンターのMERUです。
最近コンパニオンの女の子と話をしていたのですが、コンパニオンの世界も世知辛くなってきているようです。
それは、『可愛いだけじゃ仕事をもらえない』ということ!
イベント業界も時代の波があるのです。
ここ数ヶ月ではコロナウイルスの影響で、2月〜4月くらいまでのイベントが延期または中止の検討が進められています。
私が行くはずだった現場も続々とキャンセル通知が出てきて戦々恐々としている今日この頃です。
この業界は時事問題にかなり影響するのです。
しかしながら、今までも震災や思わぬ国際的時事問題で全国的にイベントが中止されるような風潮もありました。
それでも、この業界で生き延びてきた人たちにはそれなりのノウハウがあります。
今回は時代に合ったスキルや、今求められていることをご紹介しようと思います!
- グローバル化への対応
これはどの業界にも当てはまるかと思いますが、様々な職種・業界でグローバル化が進んでいますね。
オリンピック開催もまもなくですし、多くの外国人が日本を訪れ、そしてイベントに携わることが多くなってきました。
一昔前は日本語オンリーでこなせていたイベント。
しかし今は外国人プレゼンターが日本で公演をする機会も格段に増えました。
東京オリンピックが決まった時は、ひとまず日本でイベントを開催したがる海外企業も多くいましたね。
オーガナイザー自体が外国人、というケースも多々あります。
そのため最近のイベンターにも語学力が求められているのは確実です。
それはイベンターだけではなく、コンパニオンやMCにも言えることです。
前述しましたが、コンパニオンの女の子が一生懸命英語を勉強しているのです。
プロフィールの英語対応可否で仕事量がかなり違ってくるのだそうです。
もう可愛いだけじゃダメな時代なんです!笑
ディレクターにおいても、英語対応可否で呼ばれる仕事の幅も大きく変わってきています。
時間のある時はぜひ、外国語を身につけ仕事に生かしてみるのも良いでしょう。
- 時代に合ったデバイスに慣れておく
50代の上司が時々、PCがなかった時代のイベント制作の大変さを話してくれます。
正直20代の私にはピンときません。
PCの無い時代のイベント制作って何するの?って素直に思いますし、あまり想像がつきません。
そして現代、PCは当たり前。連絡手段もメールやSNSなど多くのツールがあります。
フランクなクライアントとの現場は、クライアントとスタッフでLINEチームを作って設営〜撤去までやりとりをすることが増えました。
ここでは、最近のデバイスをフルに使った事例をいくつか紹介します。
事例1)
ある現場では、ワイヤレスイヤホンが周流になってきたため、シーバーではなくワイヤレスイヤホンをシーバー代わりに使用していたのです。
イヤホンを装着し、LINEチームで通話しっ放し状態かつミュート、喋るときだけミュート解除という使い方をすると、ほとんどシーバーと同じなのです!
もちろんWi-Fiありきですが、わざわざシーバーを手配する必要も、重いシーバーを装着し続ける必要もないわけです。
私は耳に合わないシーバーのイヤホンを一日中嵌めていると地味に耳が痛くなるのも嫌いなのでこれは本当に画期的でした。
ネット環境を十分調査した上で利用する分にはとても良いと思います。
事例2)
最近はペーパーレスも進んでいます。
昔は台本などの『赤入れ(修正してほしい箇所を赤ペンで指示すること)』の手順は、
台本をモノクロ印刷
→修正したい箇所に赤ペンで手書き指示
→さらにそれをスキャン
→メールで送る
これがスタンダードでした。
しかし今はそんな面倒なことはしません。
iPadやタッチペンを使用してデータに直接書き込み、修正指示データをメールで送ることが多くなってきました。
事例3)
動画のやりとりって実は面倒ですよね。
特にセキュリティーの厳しいクライアントとのやりとりでは、先方が大容量転送サービスを開くことができないケースもあります。
そんな時使えるのが、鍵付きYouTubeアカウントをクライアントと共有することです。
オンライン上で動画の内容確認をし合うことができます。
何ギガもある動画のやりとりが本当に楽になりますね。
このように最先端で働く方々は、年代に関わらず様々な時代のデバイスを使い生き残っているのです。
あるテクニカルのおじさまは娘に色々教えてもらい勉強しているとのこと。
まずは自分から、そして周りの人たちにも広げ、教えたり教わったりしながら日々大変なイベントの仕事をカッコよくこなしていきましょう。
- 自分の強みを作る
イベントに関わっている人は、素人〜プロまでの範囲がとても広いと感じます。
例えばプロ野球選手に憧れている人は、おそらく幼い頃から野球に携わり練習や試合に明け暮れますよね。
プロを目指そうと思っても、ある程度の基礎ができているのです。
でもイベント制作は、『イベント制作って何?』というスタート地点から始める人の方が多いのです。
一度業界に入ってしまえば、なんて奥深くプロフェッショナルな職種だと気づくのですが、普通はなかなか理解できません。
小さな頃から『イベント制作に憧れる』という機会がありませんよね。
よって素人〜プロの差がとても広く、でもそこが面白いところであり、問題でもあります。
ところが、イベント業界とはとにかく多くの分野に細分化されています。
イベント制作といっても、私の会社には『進行』に特化したディレクター、『運営』に特化したディレクター、『企画』に特化したディレクター、『言語』『デザイン』『発注・手配・事務系』『WEB系』などそれぞれ色々な分野に特化した方がいます。
もちろん、ベースとなる現場慣れやイベント制作には欠かせない資料作成スキルは必要です。
しかしその中でも、自分は何が得意なのか、何が好きなのか、何をやりたいのか、をどんどん見極めていくとこの業界でも長生きできると思います。
まずは誰かから『褒められた』ことを思い出してみてください。
そこにはおそらく『自分が頑張った』という手応えがあったのでは?
伸ばしてみると意外にもハマってしまうかもしれませんよ!
■まとめ
私は女性ディレクターとして働いています。
今後の将来設計を考えると、出産や子育て期間もあるかもしれません。
そう思うと、自分の得意分野を見つけ、いつか会社を辞めてもスキルを活かせるよう今から考え、行動しています。
また、どの職業も同じですが、『誰かに必要とされるスキルを身につける』ってとても楽しいことだと思います。
時代のニーズにあったイベンターを目指し、この業界でバリバリ頑張っていきましょう!
<プロフィール>
|ペンネーム:MERU(メル) |年齢:27歳女性 |業種:イベントD(進行・運営)、企画書・台本・マニュアル制作、入稿データ制作、デザイン関係制作、英語対応可 |業界歴:3年 |活動エリア:東京 |家族:旦那と共働き |所属組織:10名未満のベテラン揃い |スキル:制作に必要な知識に加え、デザイン関係(AI,PSD操作)、英語対応といった周りにない+αスキルでしがみついている |チャレンジしたいこと:時間効率化で副収入を得ること。仕事で海外に行くこと。 |前職:ボランティアで2年間海外の学校で教師をしていた |悩み:子供が欲しいが仕事も楽しいので辞めるタイミングが分からない。よってフリーになっても仕事がもらえる関係値を作りたい
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