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“イベント業界でうまくやる!イベンターの特徴” MERUが教える!イベント業界 サンロクゴ(365)VOL.8

こんにちは!現役イベンターのMERUです。

突然ですが、このイベント業界でうまくやっていける人はだいたい2つのカテゴリーに分かれると思っています。

■ものすごいコミュニケーション力で周りを巻き込み、圧倒的突破力を持つタイプ

■ものすごくチキンで慎重だけど仕事が細かく、ちょっと周りも引いちゃうくらいの勉強家タイプ

性格を血液型に分類するのはアテにならないと思っていますが、この業界で活躍している人はこの二つに当てはまることが本当に多いと思っています。

今回はこの二つに分類される変人たちのエピソードをお話ししようと思っています。こんな人がいるんだ!?という笑い話エピソードですので楽しく読んでいただけますと嬉しいです!!

 
<A太郎さん(男性)>
独身
推定45歳
業界歴20年近く
カテゴリー分類2
 

A太郎さんとはこの業界一年目で出会いました。

禁煙化が進む現代の波に逆行し、常にタバコを吸っていないと落ち着かない、歩きタバコ推奨派のA太郎さん。

帰り道、徒歩3分の駅へ向かう時でさえ、チャンス!とばかりに胸ポケットへ手を伸ばすA太郎さんですが、先日は『路上喫煙は法律違反です』とパトロール中の警察官に注意されていました。。。笑

一見、ルールなど関係ないわっ!というタイプに感じますが、実は彼、会社一の慎重派です。

資料一つ一つは完璧にこなさないと気が済まない。
芯ズレ、文字間バラバラなんて許さない。

、、、といったA太郎さんの資料制作。

しかし、タバコの匂いと昨日のままの服で『どんな些細な資料も美しく!』と部下に注意するA太郎さんに思わず、見た目の美しさ(せめて清潔感)も大事ですよ、と言ってあげたい。。。。

他にも、A太郎さんの趣味は芸能情報及びニュースのチェックです。常に彼のPCにはヤ◯ーページが映し出されています。面白ニュースがあると、社長がいない隙をみて喋りやすい部下を捕まえ、本日のおもしろニュースを長々と披露しています。忙しい部下にとっては迷惑な話ですね。笑

こんな忙しい毎日を過ごしているのに、どうやってそれらの情報を得る時間を確保しているのか、非常に気になります。そんなA太郎さんの部屋にはテレビがないそうです。笑

そして、A太郎さんの最大の特徴は『キレる&話が長い!!』です。

制作や現場で、自分の思い通りにならないことが重なり余裕がなくなると、とにかくキレる。笑

もちろんキレてはいけない人、例えばクライアントや社長には絶対キレません。しかしテクニカルや部下にはキレるキレる・・・笑

そしてキレてからクールダウンするまでの話が長い長い・・・・・。

とはいえ、妥協ができないことが良い方向に向かうこともあります。

誰もが気づかなかった点に気づくなど、仕事はとにかく細かいので、上司にはもってこいの人物です。部下にとってはモンスターです。笑

私も最初、このキレ方がとても苦手でA太郎さんが嫌いでしたが、最近は慣れてしまい、「はい始まった〜」と思えるようになりました。笑

慣れって怖いですね!

仕事以外の通常モードでは、ちょっとタバコくさいニュース好きのおじさんなのでトークも面白いのですが、トータルが変人です。

最後に、A太郎さんがものすごく尊敬している人をご紹介します。

それは「社長」です。

A太郎さんの脳内では、『社長=神』という図式が成り立っているようで、社長には絶対的服従心を10年以上持ち続けています。

お互い会社が変わってしまっても、神の現場には海外だろうと日本だろうとついていきたい、「そうだ行ってしまおう!」という可愛さ余って恐怖100倍のA太郎さん。笑

社長も若干引きつつ、それでもA太郎さんの細かすぎる仕事ぶりに信頼をおき、現在は同じ会社で働いています。

今後もA太郎さんの奇行に注目しつつ、とばっちりだけは無いよう心がけるばかりです。。。。

 
<B美さん(女性)>
バツ2子持ち
推定50歳
業界歴25年
カテゴリー分類1

かつて現場でバリバリ働いていたB美さんですが、ここ数年は会場手配や人材手配などイベント制作周りの事務担当として活躍している方です。

簿記資格も持っており、経理としての知識、経験もあります。

とはいえ、人手が足りない現場では駆り出されることもあるので、現場のノウハウも心得ています。

B美さんはとにかくコミュニケーション能力が高く、誰に対しても物怖じせず、常に能動的です。

良く言えば驚異的突破力、悪く言えばデリカシーゼロという表現が良いかもしれません。笑

今回はこんなB美さんのエピソードを紹介しましょう。

普通のイベントプロデューサーは、現場で何が起こるかわからないことを想定し、お弁当や宿泊は予備を多めに見込み、バイト君たちは余るくらいを発注するのが常です。しかし、プロデューサーC助さんはとにかくお弁当や宿泊、外注のバイト君たちなど、削れるところを全力で削ってくるミニマム主義!

宿泊は安さが命! カプセルホテルだって厭わない!
弁当だって安さが命! お茶込み500円が理想です!
バイト君は少なめが命! 足りないなら現場ディレクターがやれば良いじゃない?
タクシー?そんな高価なものは使いません! 歩けば良いじゃん!筋トレ筋トレ〜!

という、ちょっと独特なC助プロデューサー。笑

そんなC助プロデューサーにある音響スタッフがブチギレました。

理由は、『弁当が不味い!!

一見くだらない理由に思えますが、音響さんや照明さんは日々アーティストのツアーにまわっているため、家に帰れることも少なく、ましてやリハや本番で箱詰め状態。会場外にも出られないことが多いのです。

そんな彼らの楽しみは、現場のお弁当なのです。

この噂話を聞いたB美さん。

今回C助さん現場のお弁当発注を任されていたため、みんなを守るため立ち上がりました!

わかりました!私がC助さんに直接お話ししてみます!
え、いきなり?直接?え、大丈夫?一応プロデューサーだよ?」と周りは一瞬し〜んとなりました。

そんな雰囲気を物ともせず、B美さんは即ラインでC助さんへメッセージ。

送ったメッセージを、なぜかその場にいたみなさんにアナウンス。

 
C助さん現場のスタッフより、お弁当が不味いとクレームが来ています。皆さ
んが気持ちよく現場を回すためにも、今回の現場はお茶込み1,000円のお弁当を
発注して良いですか?

ド、ド、ド直球。笑

オブラート?

B美さんにそんな言葉は通じません。そしてすぐに、「C助さんからOKもらいました!ではお弁当発注しますね!」と、仕事が早い。笑

ちなみにC助さんの返信はスタンプで「ラジャー!」のみでした。笑

結果的にB美さんの突破力に若干引きつつも、この現場のお弁当評価はかなり良かったようです。

C助さんも変わり者ですが、周りの空気を一気に凍らせ、それでも圧倒的突破力で突き進むB美さんにも圧巻です。

私もこの突破力、見習わなければと思いますが、これは天性だと感じる今日この頃です。。。。

 
 
 
まとめ

このように、イベント業界だけでなく、社会には様々な変わり者たちがたくさんいますね。

中でもクリエイティブ系の職業には多いのではないでしょうか。ましてや、イベント業界は多くの人を巻き込んだ仕事ですから、一人の変わり者に100人単位が振り回される、そんな業界です。しかし、そんな彼らも慣れてしまえば面白い方々。

理不尽に怒られムッとしたり、悲しくなったり、時には愚痴を吐いたり、それでも抜け出せなくなるイベント業界の楽しさは、もしかしたらこんな変わり者たちの影響もあるのかもしれません。

<プロフィール>

|ペンネーム:MERU(メル) |年齢:27歳女性 |業種:イベントD(進行・運営)、企画書・台本・マニュアル制作、入稿データ制作、デザイン関係制作、英語対応可 |業界歴:3 |活動エリア:東京 |家族:旦那と共働き |所属組織:10名未満のベテラン揃い |スキル:制作に必要な知識に加え、デザイン関係(AI,PSD操作)、英語対応といった周りにないスキルでしがみついている |チャレンジしたいこと:時間効率化で副収入を得ること。仕事で海外に行くこと。 |前職:ボランティアで2年間海外の学校で教師をしていた |悩み:子供が欲しいが仕事も楽しいので辞めるタイミングが分からない。よってフリーになっても仕事がもらえる関係値を作りたい

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